薬剤師コラム
世界禁煙デー
5/31は世界禁煙デーです。
WHOが昭和45年にタバコ対策に関する初の世界保険総会決議を行い、平成元年に5/31を「世界禁煙デー」と定めました。
日本では厚生労働省が平成4年から5/31からの１週間を「禁煙週間」と定めています。
近年、喫煙者は減ってきていますが、加熱式タバコに切り替えて喫煙を続けている方も多いと思います。
加熱式タバコに関してはニコチン量やタールについて紙たばこと比較することができず（※１）、健康リスクについても研究結果が明らかになっていないことが多いです。
有害物質については現在様々な研究が進んでおり、加熱式タバコの進化とともに有害物質の発生量が上昇傾向にあるという結果が出ている研究もあります。（※２）
これらのことを踏まえると、加熱式タバコも紙たばこ同様に様々な疾患のリスクになると考えた方が良いでしょう。
少なくとも、ニコチンが含まれている以上、心血管にかかる負担は回避できず、心筋梗塞や狭心症といった心臓の疾患を引き起こすリスクとなります。
今一度、喫煙について考えてみませんか？
留萌市では留萌合同庁舎、留萌市役所、留萌保険福祉センターにて5/30〜6/5まで受動喫煙の影響についてのパネル、ポスター、リーフレット、禁煙外来の案内等の展示などを行なうようです。
留萌市役所では5/30（金）13時〜15時に呼気中一酸化炭素濃度測定を実施予定とのことです。
詳細は留萌市ホームページをチェックしてみてください。
https://www.e-rumoi.jp/hokeniryou/page20_00114.html
※１https://www.clubjt.jp/media/content/CODE3111/
※２https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/168568
