薬剤師コラム

薬物乱用頭痛

現代はスマホやPCなど画面を見ることが多く、頭痛に悩まされる方も多いのではないでしょうか。

病院に行く時間はないし・・・
頭痛だけで病院に行くのはちょっと・・・
市販薬があるから大丈夫

しかし次の項目に当てはまるのであれば注意が必要です。

いかがでしたか?

全て当てはまっていた方はもしかすると「薬物乱用頭痛」かもしれません。

ちょっと怖い文字が並んでいますが、頭痛を抑えるための薬を使いすぎると起こる頭痛です。
世界的には女性の方が多く、日本人では頭痛を訴える方の約5〜10%が当てはまると言います。

主な治療は以下の通りです。

  • すぐに鎮痛薬を止める or 徐々に止める
  • 頭痛を予防する薬を服用していく

薬物乱用頭痛では片頭痛や緊張型頭痛が合併していることが多いため、その治療を行うことが重要となります。
原因の薬を中止してから1〜2週間は頭痛が悪化する(反跳頭痛)期間がありますが、徐々に良くなっていくことが分かっています。
辛いですが、この期間を乗り切ることが重要になります。

また、市販の鎮痛薬には「無水カフェイン」というものが含まれています。
無水カフェインは鎮痛作用を助ける成分です。通常の量であれば問題になる成分ではありません。
ですが、鎮痛薬の使用量が増えると必然とカフェイン摂取量も増えてきてしまいます。
すると依存のような症状が出てきて、体がカフェインを欲するように・・・。

健康リスクへの懸念が生じない成人のカフェイン摂取量は以下の通りとされています。
(欧州食品安全機関:E F S A

1回あたり200mg以下
1日あたり400mg以下

 

ちなみによく挙げられる食品のカフェイン量はこちら
(参考:食品安全委員会)

食品名 カフェイン濃度(100ml中)
コーヒー(粉末10g/熱湯150ml 60mg
玉露(茶葉10g/60度のお湯60ml2.5分) 160mg
紅茶(茶 5 g/熱湯 360 ml1.54 分) 30mg
エナジードリンク(製品によって内容量異なる) 製品 1本当たり36150 mg

ある市販薬を1日3回服用すると240mgのカフェインを摂取していることになります。
仕事や学校、家事などで忙しく市販薬に頼りがちになってしまいますが、使いすぎには注意していきましょう!!

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