薬剤師コラム

痛風

忌まわしき・・血液検査

前回コレステロールが高いというお話をさせて頂きましたが、

健康自慢の私ですが、

実はもう1箇所引っかかってしまった項目があります。

写真からピンと来た方もいるかもしれません。

そう、「尿酸値」です。

家にいることが多くなりどうしても手が伸びてしまいます。

今日も留萌地方は26℃とのこと。

最高に美味しいですよね。

 

尿酸値が高いのは一般的に男性が多く、痛風という言葉は聞いたことがあると思います。

 

尿酸が高い状態を高尿酸血症と定義し、足の関節で尿酸の結晶が沈着し炎症を起こすことを痛風発作と呼びます。

一見、足が痛くなる程度ならと放置されがちですが、その尿酸の結晶が腎臓に沈着することがあり、腎臓の働きを低下させて腎不全になれば透析を受けなくてはいけなくなることもあります。

また、動脈硬化による狭心症や心筋梗塞のリスクも上がると言われております。

 

どうして尿酸値が高くなるのでしょうか?

尿酸が高くなる理由は尿酸生産過剰型、尿酸排泄低下型、両者併存 の3パターンだと言われております。

日本人は排泄が低下するタイプが多いと言われており、女性は女性ホルモンの作用で尿酸を排泄する力が強いため一般的に男性に多いと言われます。

 

でも、諦めが悪くお酒が飲みたいのでプリン体の含有量について調べてみることにしました。

ビール>日本酒>ワイン>蒸留酒(ウイスキー、焼酎)

大雑把にこのような順番でプリン体が含まれます。

ビールもクラフトビール、地ビールはプリン体の含有量が通常のビールよりも多いようです。蒸留酒は比較的低いことがわかりました。

 

しかし、含有量だけ比較することがいいわけではなく、

やはりアルコール摂取すること自体を見直していくことが尿酸値を下げる方法なのかもしれません。

肥満も高尿酸血症の原因となるためバランスの良い食事、適度な運動が一番です。過度な運動は逆に尿酸値を高めてしまいます。

肉類や脂肪の多い食事、甘いものを控えて、アルコールを飲みすぎないことが大切です。

尿酸値が高いと言われた方は自己判断せず一応病院を受診して薬を飲むべきなのか、食事運動禁酒で良いのかを医師に判断してもらうことをオススメ致します。

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