管理栄養士コラム

地域活動栄養士協議会春期研修会「食情報とフードファディズム」

栄養士の T です。
続いて6月16日2件目の受講は、かでる2・7にて地域活動栄養士協議会春期研修会です。

テーマは、「食情報とフードファディズム」
講師は、群馬大学名誉教授の高橋久仁子さんです。

研修内容は、

  • フードファディズムとは
    健康への好影響を騙る食品の大流行
     紅茶キノコ、ココア、納豆、バナナなどそれさえ食べれば万病解決、減量可能と謳う
     量の無視
      含まれる有益成分の量には言及せず健康への影響があるかのように謳う
     食品に対する期待や不安の扇動
      ある食品を体に悪いと敵視したり、体にいいと推奨し極端に偏ってしまうこと
      Ex)はちみつは体にいいという根拠のないうわさが1歳未満にはちみつを与えてはいけないという重要な情報を覆い隠してしまう事例
  • いわゆる「健康食品」の問題性
    「ふつうの食事」だけでは何か足りないかのように思わせ、健康維持に「健康食品」は欠かせないと、消費者の購買欲をそそる
  • 読むべきは栄養表示
    バランス栄養食と名乗るクッキー類(例:カロリーメイト)は油脂を多く含み、脂肪エネルギー比が50%を超える製品が多々ある。非常食としては優れているといえるが、食事の代わりにという広告は問題である
  • サプリや健康食品の文言に騙されず基本は食品を「ふつうに食べる」ことが大事

当薬局にも健康食品は多くありますが、本当に必要な人に必要な栄養素が補えるようなアドバイスができる栄養士であるべきだと思いました。そのためには栄養成分表示を正確に読み、それを伝えていく力が必要ですね。

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